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舞台は刑務所?でも最高のミュージカル!

ブロードウエイの伝説的ミュージカルが2002年にミュージカル映画化されたのがこの「シカゴ」です。

 

登場人物はほとんどが犯罪者やクズと言っていい人たちなのですが、何故それがこんなに面白い映画になってしまうのか。そのキモは、舞台が犯罪の街シカゴであること、そしてなにより、刑務所からスターにのし上がろうという彼女たちの熱量にあるでしょう。

 

主人公のロキシーの憧れは、美人姉妹で看板ダンサーをしているヴェルマ。しかしヴェルマは、コンビ相手の妹と夫が浮気しているところを目撃して二人を殺害し、一転刑務所へ。ヴェルマのようなスターになりたくて、スターへの足がかりとなるであろう男性と浮気していたロキシーも、二転三転の結果ヴェルマと同じ刑務所へと収容されることになります。

 

ロキシーの夫が敏腕弁護士のビリーに弁護を依頼すると、ビリーの話術によってロキシーはシカゴの人気者になってしまい、それを良く思わないヴェルマはロキシーに近付き、二人でコンビを組まないかと持ちかけて…。もしかしたら刑務所でなければ出会わなかったかもしれない二人の物語は、スターになること、スターへ返り咲くことへの執着によって加速していきます。

 

物語の面白さもさることながら、シカゴはミュージカル部分の構成が実にいいです。登場人物たちの心象風景などに使われるミュージカル部分にはきらびやかな衣装・セットが使われており、その瞬間まさに登場人物がスターに変貌しているような錯覚を覚えます。急にその場で歌いだすという印象が強かった『ミュージカル映画』というものに対する印象が、この映画によって変わりました。舞台の高揚感や熱狂をそのままぎゅっと詰め込んだような、大好きな映画です。